鼓膜穿孔閉鎖術

 鼓膜穿孔閉鎖術は、慢性中耳炎や鼓膜換気チューブ留置後の鼓膜穿孔残存に対して行う手術です。

 2013年3月1日~2019年6月9日まで、18例21耳に対して鼓膜穿孔閉鎖術を行いました。

 現在までのところ、穿孔閉鎖率は65.4%(17/26耳)です。

 

 最近では、成功率(閉鎖率)を向上させる目的で自己血清点耳療法や人工皮膚テルダーミスを併用しています。自己血清点耳療法は、自分の血液を用いて点耳液を作製し、これを自宅で毎日点耳することで鼓膜再生を促進させる治療法です。